3歳頃までの子どもには、外界のものを非常に積極的に、そして能動的に吸収する特別な力があり、驚くべき速さで身辺にあるものすべてを自分のものにします。
ところが、子どもの周りの環境は大人向けのものでいっぱいです。いろいろと試しては叱られる連続ということもあるのではないでしょうか。
興味のありそうなものは、だんだんと手の届かないところに隠されてしまうこともあるでしょう。これでは意欲的なこの時期の子どもは満足しません。
また、叱られることの繰り返しの中で、意欲も次第に薄れてきます。子どもは意欲的に興味ある活動に関わり続けることで、自分の生活を依存から自立へと導いていくのです。